Uluru Kata-Tjuta旅行２日目 - なんとなく犬

朝っぱらから招集かけられてUluruの日の出を見に移動。砂漠地帯って日中熱くて夜は超寒いって良く聞くが、まさにそのとおり。今の時期の外の気温は約２５度。夜は５度とかそこらへん。事前に友人等から情報を入手していた俺らはちゃんとダウンコートを持ってきていて対策バッチリ。全く寒さを感じずに住んだ。

日の出の見学場所は日の入りとは別の場所。なのでUluruの形も違う。暗闇から徐々にUluruが染まっていく。朝の静けさと相まって、自然が作り出す美に見とれちゃう。

Uluruの奥にはKata-Tjutaの姿も見える。

ちなみにKata-Tjutaを最初に発見した白人は、Uluruの存在に気が付かずに帰ってしまったそうだ。その後に来た白人がUluruをAyers Rockと名付けたらしい。ラクダ等を使って１年かけて必死の思いで出Kata-Tjutaを見つけたらしいから、そこで満足しちゃったんだろうなぁ…。

日の出後はUluru登山。平野部は穏やかだとしてもUluruの周辺は意外と強い風が吹いているそうで、快晴でも登れるかどうかは麓にたどり着かないとわからないらしい。登るチャンスの割合は３日に１度だそうだ。結構低確率。

実際、麓に着いたら残念ながら立ち入り禁止の看板が立てられている…。しばらく待てば解禁されることもあるらしく、とりあえずUluru周辺を散策することに。バスでUluruをくるっと回ったんだけど、これまた角度によって色んな形や穴などがあって面白い。それぞれの穴の形や造形にアボリジニーの伝説があるらしく、アボリジニーのみが立ち入れる場所やアボリジニーのみに伝承されている内緒の伝説もあるらしい。

途中でバスを降りてUluruの一角を散策。

ちなみにツアーの人数は結構増えて（昨日のQantas遅れ組が参加しているため）こんな雰囲気。３０人か４０人くらいはいたのかな？

この場所にはアボリジニーの描いた壁画が。壁画と言うか、文字を持たないアボリジニーが子供たちに狩りの仕方等を教える教室の黒板のようなものだったらしい。

さらに進むとなんと湖（池？）が。砂漠地帯なのに水が貯まるとは…。

さて、くるっとUluruを一周して最初の登山開始場所に戻ってきたら…見事解禁されてました！早速準備して登山口へ。いざ目の前にしてみると超急な上り坂…。高さは330mくらいあるらしいので、東京タワーをよじ登ると考えると相当つらい戦いになるはず。高所恐怖症気味の僕としては不安がよぎる…。

実際登り始めたら…超キツイ…。途中から鎖を伝って登って行くんだけど超急。後ろを見たら確実に引くレベル。ちょっとミスったら大怪我じゃん…。しかも鎖の高さが低めなので、背が高くて高所が苦手な自分は相当背中を屈めて登らなくてはならなくて、その体制がまたキツイ…。

登って行くとそのうち鎖が途切れてちょっとした休憩が出来る平らな場所に到着。その時点で完全に息が切れていて体力が全く残ってない…。結構登ってきたはずなのにまだここで半分位って聞いてもう完全に心が折れそうになる。しかもこの先、相変わらず急そうに見えるのに鎖がない…。高所の恐怖と体力の限界で正直もうここまででいいかな…と思ったんだけど、ここで登り切らなかったら次チャレンジする機会は一生来ないだろう…ってことで気合を入れなおして登山開始。

ちなみに他のツアー客の大部分は結構年配の方も含めて結構スイスイ登ってた。うちの相方もしかり。やっぱり一眼レフとレンズ３本をリュックに詰め込んできたのが原因かな…。

途中の山腹からはKata-Tjutaも見える。綺麗。