TOEICの模擬試験

相方が突然TOEICの勉強を始めた。個人的にはTOEICは英語力に直接結びつかない(TOEICの点数が高いからといって英語が出来るとは限らない。けどその逆はある程度言えると思う)と信じている派なので、もはや特別な理由がない限りはTOEICに特化した勉強はしないつもりだし、それを誰かに進める気もない。
ただ、TOEICTOEICなりのいいところがいくつか。もちろんその他のテストと同様、自分の立ち位置をある程度確かめる指標になりうる(良い指標かどうかは別)。ずっと英語の勉強をしていると、自分が英語が出来るようになっているのか衰退しているのかの判断が難しい。そんな時にこういう判定方法がブレない手段は有効だろう。
もう1つのTOEICの利点は単純に職に有利ってこと。ただし日本に限るけど(TOEICの受講者比率を国別に見ればはっきりわかる)。日本での英語力評価はTOEICがまだまだ主流で、履歴書にある程度の点数が書けるのであれば、書けない人よりかはある程度マシに評価される。
そんなわけで、上記の利点に特化するのであれば、相方がTOEICの勉強を始めるのは反対しない。特に相方は俺よりも英語が喋れる割には、単語や文法、リーディングが弱いので、TOEIC勉強を通じて得られるものは俺以上にあるはず。
いきなりテストを受けてももちろんOKとは思うんだけど、とりあえずは公式問題集で腕試しする…ということで、自分も時間があったので一緒に受けてみた。やっぱり2時間集中して英語問題にとりかかるのは相当しんどい…。
あまり出来た感じはしないものの(TOEIC受けた直後はいつもそういう感じだけど)、点数をつけてみたらリスニングが93/100、リーディングが87/100だった。換算すると815-920点らしい。最後にTOEICを受けたのは約2年前。その際は800点ちょいだったので、この2年間で下手するとTOEICの点数自体は上がっていないのかもしれない(920点って捉えれば100点近く上がったことにはなるけど…)。嬉しかったのは、

  • 今までは時間切れでリーディングが終わったことがないのに、特に慌てることもなく最後までたどり着いた(ただし残り時間は2分程度)
  • TOEIC対策向けの勉強や、事前の集中学習(リスニングをして耳をならすなど)は一切せず、いわゆる素の状態である程度の点数がとれた。

ってことかなぁ。もし本番を受けたら集中力が増してもうちょっと点数が上がる可能性はある。
ただ、それとは逆に、やっぱりTOEIC対策勉強はこれ以上しなくていいな…と確信した。今回は文法問題の点数が低かったわけだけど、それを克服するための対策勉強を重ねたところで実社会で役に立つ気が微塵もしないわけで。800点を素で超えるくらいの時期まではTOEICを1つの指標として勉強するのはいいのかもしれないけど、それ以上は実際に英語を実生活に役立てながら自然と定着させていくほうがいいと思う。
ということで、今後も英語に関する勉強方針は変えずに淡々と勉強しよう。ゆっくり少しずつ着実に。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉

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TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉

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