ヒルメシ

仕事がある日の昼飯。日本ではプロジェクトメンバの数名と外食して、本当にどうでもいい話をしながらマッタリと過ごしていたもんです。親睦が深まるし気分転換にもなったし。
じゃあこっちではどうしてるのか?今のプロジェクトの人たちは自分の家から弁当を持ってくるか、近くにあるお店でTake Awayしてきて、ちょっとしたテレビつきの食堂 or 自席で食べるって人がほとんど。俺としては「お?もうこんな時間じゃないか。さぁ、みんなで食事に行こうぜ!!仕事はひとまず休憩だっ」とか言って、大勢でしゃべくりながら楽しく食事に出かける…ようなイメージが外国の職場に対してあったんだけど…。
僕の場合、もちろん弁当を作る気なんていっさいないのでTake Away。そしてそのまま近くにある公園に行って、テーブルつきのイスに座って一人寂しく食事をする…。あぁ、なんてことですか!!それはどこからどう見ても典型的なジャパニーズ・サラリーマンじゃないっすか…。
いやね、実際のところ、プロジェクトルームが寒すぎるんすよ。手がかじかむくらいだから。外に出ていい空気を吸って、体温を調整しないと体調が悪くなる。たまに食堂で食べたりするんだけど、大体テレビではクリケットの試合をやってて、ルールがサッパリわからない上にプロジェクトメンバの会話は超スピードなんで会話に入るどころか何についてしゃべっているのかを認識するのも大変。
そういうわけで一人で外で食事をしているわけです。え?英語から逃げてるだけじゃないかって?ち、違う!!断じて違うっ!!
んでね、今日、いつもどおり外で食べてたら、突然隣に男性が座って話しかけてきた。どうやら同じ職場にいる人(今の職場は色んな会社の人が入り乱れていて人数も多いので、どこからどこまでが自社の人かわからない状態)で、たまに見かけるから声をかけてくれたようだ。「どこから来た?」とか「どれくらい住んでる」とか「ニュージーランドはいいところだ」とか「言語と文化の違いがあると大変だよね」とか、他愛もない話をした。その人はうちの会社の人じゃなくて、思いっきり競合会社の人なんだけど、とても気さくな方で、こちらの英語に合わせてしゃべってくれているからか、凄く聞き取りやすいししゃべりやすかった。やっぱオーストラリアにはフレンドリーな人が多いなぁと思った。日本でこんなシーンはありえんもんなぁ。公園で一人でメシ食っているサラリーマンに話しかけてくるサラリーマンなんて、リストラ組みかよって感じになっちゃうもんな。「最近景気はどうですか…?あぁ、そうですか…。実はウチも…」みたいな。
まぁそういうわけで、ある昼飯時のお話でした。