アメリカにて感じたこと

アメリカに滞在したのはわずか1週間弱だったわけだけど、それでもアメリカに行くことで逆に日本の良さを知るいい機会になった。
アメリカ全体がそうなのかどうかはわからないが、滞在で感じたのはあらゆることが大雑把だな…ということだ。確かに大きくて大胆で明るいところはGoodなところなんだけど、接客もサービスも建物の作りも食べ物も繊細さや心配りが感じられないわけで。それと比べたら日本はすばらしいなぁと。国内にいると当たり前すぎて気がつかないけど、実は当たり前じゃないことだらけなんだなぁと。
新しいソフトウェアに関する何かはアメリカから発信されることが非常に多い。技術もそうだし開発プロセスやプロジェクトマネージメントの仕組みや制度も。あの大胆な国柄から発せられるこれらの情報に、日本人のソフトウェア業界は踊らされているところが多いいんじゃないのかなぁ。アメリカベースの方法論が日本では最先端として扱われるが、実は日本が日本の気質を大切にして独自の何かを発想すれば、アメリカよりも先行して日本からすばらしい何かを世界へ発信するのはそう難しいことじゃないのでは?と思う。
ただ、日本はその繊細な技術力をビジネスに活用する方法を編み出したり、世界にどれだけすばらしいかをアピールする力が圧倒的に足りていない。そういうことに力をかけるように教育されていないしね。
とにかく、あまりアメリカから発信されるそういったソフトウェアに関する何かに対し、あまり盲目的に信じない方がいいなと感じた。あのお国柄だから通じるであろう内容も非常に多いと感じるし。一歩引いた視点から、日本人としての感性を大切にしてそういった情報を取り扱うように心かけようと思う。
あ、別にアメリカが嫌いと言ってるわけじゃないからね。