Sydney Opera Houseでクラシックを聴く

先週のツアーでコンサートホールに入れなかったのが悔しかったので、そのリベンジということで今日はクラシック・コンサートを聞きに来た。特に聞きたかったクラシックってわけじゃなくて、先週ツアー終了後に近々やるコンサートって何があるのかな…と調べたところ、土曜日にクラシックコンサートをやるってんで、あまり題目も気にせずに申し込んだ。ちなみに題目はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。せっかく聴くならもっと明るい感じのが良かったんだけどしかたあるまい。


普段とは違ってちょっとオシャレをして会場に。コンサートは20時から22時。途中で一度休憩を挟む。会場の外には多くの人がお酒を飲みながら待ってる。みんなちゃんとした格好をしてるけど、ジーンズで着てる人もいる。まぁオーストラリアにしては正装って感じか。
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コンサートホールはとても厳かで大きくて雰囲気が最高。安めのチケットを買ったので舞台から距離はあるものの、それでも十分近かった。


肝心の演奏なんだけど、これはもう感涙モノ。これだけの人数の人が音を奏でるのに、ひとつの狂いもなく音が調和されて耳に溶け込んでくる。大きめの音で派手な楽曲ならある程度ごまかしが聴くとは思うんだけど、とても静かなさざなみのような音も美しく協和する。どれほどの練習をすればこの域まで達することが出来るんだろうか…。クラシックに全く詳しくないドシロウトの自分だけど、それでも十分感動したわ。
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また機会があればぜひまた来てみたいOpera House。今度はクラシックじゃなくてオペラが見たいけど…果たしてチャンスがあるかな…。


音楽とは全く関係ない話になるんだけど、コンサート終了後の客が捌けるスピードがすごく早い。日本ならこういうコンサート後ってあっちゃこっちゃで記念撮影してたり話し込んだりトイレに行ったりして、いつまでたっても客がいなくならないで、館内放送とかで退場を促したりするもんだけど、会場側が大してプッシュしなくてもササーッとみんないなくなる。気がつけば僕らが最後っていう…。やっぱあれだね、小さい頃から終わったらグダグダしてないでとっとと帰るってのを教育されてるんだね。だってほら、海外の映画とかで学校の授業風景見てると、チャイムが鳴った瞬間に先生が何してようがみんな一斉に片付けて出てくじゃん?だからこっちの人たちは会社でも仕事が終わればとっとと帰るし、飲み会後もグダグダしないし、打ち合わせもスパっと切り上げるんだろうな…。少しは見習わないと。