iPhone 4S

今日はiPhone 4Sの発売日。うちの相方のiPhone 3GSの2年契約がちょうど切れるタイミングだったので、4Sに買い換えることに。オーストラリアのキャリアであるOptusから1年契約プランがあったのでそれを選択(2年後は多分こっちにいないので…)。
日本では大行列で大変だったらしいけど、こっちではそれほどの混乱はなかった。というか、事前に予約していたので取りに行くだけ。なんで日本では予約しないでわざわざ並ぶ人が多いんだろ…とか真剣に不思議に思っちゃうんだけど。
担当してくれた女性の販売員のテキトーなサービスが面白かった。プリオーダーしてるのに別の機種が選べたり、3GSで使ってたSIMと同じ電話番号を使いたい…と言ったら、「3GSに入ってるSIMをカットしてMicro SIM化して。それが一番早い」と言われて、ポンっとSIM切断機器(見た目はホッチキスのような道具。SIMを挟んでパチンとすると、Micro SIMと同じ大きさになる)を渡されたり。手続きもグダグダで時間が結構かかる。いかにもオーストラリアな感じのサービスだなぁと。
とにかく、無事にiPhone 4S(黒・64G)を発売日当日に手に入れることができた。俺のiPhone4と交換してもらった(SIM入れ替えるだけでOK)。SIMロックナシだし、カメラの音も出ないから、日本に帰ったら結構な値段で売れるかも…とか考えちゃったり。
実際使ってみるとiPhone 4から4Sの違いは全然感じない。速度的にもほぼ同じで気付かないレベル。唯一明確な違いはSiriが使えるかどうかなんだけど、Siriについてはまた今度別途書きます。
それにしても、iPhone 4Sの販売状況はiPhone 4よりも順調だということで、Appleの戦略は正しいことが証明された。iPhone 4Sが発表される前はiPhone 5に対する色々な期待が渦巻いていて、結果的に発表された4Sは4からほとんど変化がなくて残念な声が多かったわけだけど、そもそもそんなに急激な変化は必要ないんだぞ!ということを市場が示した形になった。2年契約がまだ終了していないiPhone4ユーザは4Sの発表で安心しただろうし、3GSのユーザから見れば安定した4Sを買えるということで不満が出るはずもない。iPhoneユーザでない人達は、iPhoneが提供されるキャリアが増えることになってiPhoneに買い換えることへの抵抗が減る。誰もが幸せになるシステム。
かたやAndroidユーザは大変。数ヶ月すればより良いスペックの端末が発売され、もうちょっと待っとけばよかった…と残念な気分になることが多く、最新OSに自分の端末が対応してくれるか・くれないかが気がかりでしょうがない。
AndroidiPhoneよりも進化のスピードが早く、それが大きな利点となっている。iPhoneAndroidのどちらの戦略が正しいとは言えないわけだけど、異なる戦略の上で異なるOSが競争を繰り広げている現在の構図は、色んな観点から眺めてみると結構面白いな…と思う。