一眼レフとコンパクトデジカメ

どこかに出かけるときはほとんど毎回一眼レフを持ち歩いてる。でかくて重いけどもう慣れたので気にならない。
それでもやっぱり一眼レフを持って行きにくいシーンってのはたまにあって、その際にコンパクトデジカメを持っていくことになる。でも写真が好きだから、コンパクトとはいえ写りに妥協したくない…ということで、何年か前にGR Digital IIを購入してしばらく使っていた。
ところが、GR Digitalを使って思ったのは、当然だけど写りでは一眼レフにはかなわないってこと。しかもGR Digitalは露出や絞り等の細かい設定が出来るのはいいんだけど、操作性が一眼レフと比べると低いために、こだわって写真を撮ろうとするとやたらと時間がかかってしまう。これじゃあ「気軽に撮れる」というコンパクトデジカメの利点が全く生かせないじゃないか!ということに気がついた。しかも単焦点ってのも使いにくさに拍車をかけている。GR Digitalで味のある写真をこだわって撮るってのが好きな人も多いんだけど、ファインダーも無いし、俺には性に合わないらしい。
そういうわけで、GR Digitalは売って、その後にCanon S90を買った。これもGR Digitalと同様に細かい設定が出来るんだけど、基本的には全てオートでぱっと取り出してぱっと撮ってもそれなりの絵が撮れる。自分にはコンパクトデジカメとしてのこの気軽さが大前提として必要だったのだ。
まとめると、

  • こだわって写真を取るときは一眼レフじゃないとムリ。
  • コンパクトデジカメで写真を撮るなら、大前提としてフルオートでパッと使えるカメラの方が良い。多少こだわりたい時のために、露出や絞り等のカメラの基本的な撮影設定が出来た方が良い。

とうのが個人的な結論。
そんなことを語りながら、日本から来た友達とバーで酒を飲みつつS90で撮ったDarling Harbourの写真が以下。コンパクトとはいえ結構良く撮れてる。個人的にはコンパクトデジカメでこれくらい撮れれば合格。ちなみにこれはオートじゃなくて手動で設定して撮ったやつ。