バッテリがーあがっちゃったその後

さぁ、例の話題です。車のバッテリーが上がったって後の続報。
結局、NRMAというオーストラリアの自動車保険JAFのようなサービスに加入することに…というか、すでに加入済みだと思ってたんだけど、実は加入できていなかったことが今回判明。今回は自宅駐車場でトラブったからよかったけど、違う場所でトラブルが起きて、そこで加入していなかったことが判明したらより事態は悪化してただろう。それがわかっただけでも運が良かったということにしておこう。
加入後にシステム登録されるまで2日かかるということで2日間待機し、早速本日電話で呼び出してみた。前々から言っているとおり、英語で電話ってのはホントにイヤなんだけど、こういう経験を積まないと英語が上達するはずもない。
電話すると受付のおばちゃん(だと思う)が出た。メンバー番号やら電話番号やら車種、ナンバーなどをまずは聞かれた。次に今その車どこになるの?と聞かれ、どこどこストリートにある自宅の地下駐車場だと答える。次に何が問題かを聞かれ、バッテリーが死んじまってエンジンかからないんす…ということを伝える。バッテリーを交換したい?と聞かれたんだけど、自分もどうすべきからわからないと答えてといた。すると大体90分以内で担当者が現地に向かうと告げられた。到着次第電話すると。
90分って随分遅いなーと思って自宅でノンビリしてたら、5分くらいでおっちゃん(だと思う)から電話が掛かってきた。
「もうすぐ着くけど、●●ストリートのBusiness sideかAnother sideか、どっち側だ?」と聞いてきた。
「Business side? Another side?」
「だから、Business side、Another sideのどっちなんだ」
「いや、●●ストリートの○○番地なんだけど」
「だから、Business side、Another sideのどっちなんだ(ちょっと怒り気味)」
「Business side、Another sideってどういう意味かわからないんだけど…?」
「Business side、Another sideのどっちかって聞いてるんだよ!!(かなり怒り気味)」
むむむ…。意味不明だ。他の国がどうなのかはわからないけど、オーストラリアの住所はストリート名と番地で構成されていて、番地が分かればストリートのどっちサイドかもわかるので、場所が不明だってことはありえないはず…。そもそもそのストリートは一方通行だし。「Business side」って一体何を示してるんだよ…。
とは考えたけど、相手も怒ってきたので、とりあえず
「Another sideだと思うけど」
「ホントにAnother side?」
「ホントに。」
と適当にごまかす。
で、外に出て待ってたら、また電話が掛かってきた。
「今その場所に行ったけど、いないじゃないか!!」
「いや、自分も今その場所にいるんだけど」
「ホントに住所あってるのか?」
「●●ストリートの○○番地だって」
「Another sideなのか?」
「(だからそれ、なんなんだよ…)だから、意味わからないんだけど、それ」
「他にクロスしている道はないのか?」
「△△ストリートがクロスしてるけど」
「お前の言ってる意味がわからん」
上記の会話は僕の英語能力で判断できる限りの訳なので、相手は全然違うことを話していて話がかみ合ってない可能性は大いにある。
「じゃあもう一度そこに行くから待ってろよ。居なかったらもう一度電話するぞ」
「(なんだ、今ここに居るんじゃねぇのかよ)わかった」
ということで、待つこと1分、それっぽい車が走ってきたので止めて、ようやく担当のおじさんと会うことができた。実際に会ってみるととてもやさしそうなおじさんだ。
で、助手席に乗って車の場所まで案内してボンネットを開ける。レスキュー車からぶっといケーブルを引っ張ってきて、My carのエンジンに繋げる。おじさんがMy carのエンジンを掛ける。見事に始動(当たり前か)。すると室内灯が着いたままだ。やっぱりそれが原因かぁ。「室内灯がついたままだぞ。これが原因だな。このBad Boy!!」と笑いながら叩くジェスチャーをされた。
まぁそういうわけで、出会ってからは和気藹々と作業が進み、あっという間におじさんは去っていった。新車なのでバッテリーを交換する必要はないとのこと。エンジンは9時間は切っちゃダメだってことで暫く掛けっぱなしにすることに。
人はこういう経験をして強くなっていくんだなー。とりあえずいざという時にバッテリー同士を繋ぐケーブルを買ってきておこう…。