弾丸トラベラー ハワイの結果


さて、帰って来ました、ワイハから。
金曜の夜に飛び立ち、日曜の午後に帰国するという強行スケジュール。なんでそんなムダなことするの?と聞かれると困るんだけど、まぁタイミングとか、そんな関係です。
で、金曜の夜9:00頃に出発し、9時間くらいのフライトの結果、現地に着いたのは金曜の朝9:00。日付変更線を飛び越えてるからトンでもなく時間が戻るんだよね…。
今回の旅はsolitary journey(半分くらい)。低予算で一日乗り切っちゃおう!!そして英会話をしよう!!という目的の元、とりあえずローカルなバスで移動することに。事前情報によると2$でどこまでも乗れるバスがハワイの便利な交通手段だってことで、空港前のバス停を探して乗車。いきなり料金体系が2.25$になってて焦る。不景気の影響?
とりあえずワイキキまでバスで移動開始。飛行機は日本人だらけなのに、バスの中にいる観光客の日本人っておれ1人。なんで?みんなどうやって移動してるんだ?ツアーとかの専用バスに乗ってるとか?よくわからん…。とにかく、地図とにらめっこしながら降りるタイミングを伺い、どうにか1発で到着。うーん、これが人生初ハワイ、雰囲気がいかにも南国って感じ。

とりあえず軽く飯を食ってワイキキの海岸を散策した後、ダイアモンドヘッドに登頂することに決定。ハワイって言ったらワイキキとダイアモンドヘッドとウクレレとアロハとフラダンスくらいしか予備知識がないワタクシ。今回は1日しかないので、あまり欲張りしないでダイアモンドヘッドを登ることに的を絞った。某番組みたいに専用の車がついてくるわけじゃないんだし、あまりワガママ言ってもねぇ。
ダイアモンドヘッドまでの移動はまたもやバス。始発の停留所まで歩いて乗り込んだ。3つくらい停留場を過ぎるころにはもう満員。さてはあれだな?みんなダイアモンドヘッドに登るつもりだな?と鋭く予測したおれ。どこで降りるのがベストかよくわからんが、みんなが大勢降りるところで降りたらいいだろ…と思いながら、バスの中から徐々に近づいてくるダイアモンドヘッドを眺める。ダイアモンドヘッドのふもとあたりにたどり着いたそのとき、バスが停留所に停車。ここが入り口か?とは思ったものの、降りたのは元気そうな青年一人…。さてはまだ先があるな?とまたまた鋭く予測したおれだが、その停留所を過ぎるとバスは直角に進路を代え、明らかにダイアモンドヘッドから遠ざかる雰囲気…。慌てて次の停留所で降りたものの(おれしか降りない)、ずいぶん遠くまで来てしまった。しょうがないから1停留場分歩いて戻る。なんだよ、だったらバスの運転手に聞いておけばよかったじゃんか!!まったくto shy shy boyだぜ、おれは!!

まぁそんなこんなでどうにかダイアモンドヘッドのふもとにたどり着き、そこから延々と登山を開始したわけです。入山料はわずか1$。安っ。人もまばら。富士山を制したおれにとっちゃこのくらいの標高はなんてことない…という自信と共にスタートしたんだ。確かに標高も高くないし、坂もなだらかで大したことないっちゃないんだけど、なんつっても暑い…。晴天で風もないし。しかもカメラとレンズで3Kgくらいあるし。水も持ってるし。1人だけだから元気づける仲間がいないし。そういう環境がなんとも苛酷だったわけです。
でもまぁ着きましたよ。山頂に。山頂から見る景色は絶景そのもの!!さっきまでいたワイキキのビーチも見えるし、その反対の方角の海もキレイ。さわやかな風も吹いてたりしてそれまでの疲れが癒されます。

くだりは簡単。こんなに近かったっけ?ってくらい。色んな人たちとすれ違ったけど、水着姿+サンダルで登っているセクシーな集団とかもいて、山を舐めるなとか言ってやろうかとも思ったけど、まぁ海外はそんなもんかと許してみる。日本でそんな格好で山を登っている人がいたら明らかな変態だけど、いや、もしこの場に水着姿で登っている日本人がいたらやっぱり変だと思うだろうけど、なぜか外国の方がそういう格好してるとアリって思えちゃうんだよな。上半身裸でリュック背負って登っている人を見ても、なんかアリって思えちゃうんだよな。不思議だ。
問題は帰りに待ってましたよ。ハワイにはバス以外にもトロリーっていう、まぁ観光客向けのバスみたいなもんも周遊してるらしく、それはバスよりもダイアモンドヘッドにより近いところまで来てくれる(と本に書いてあった)ので、疲れ果てていたおれはそれに乗って帰ろうとトロリーの停留場で待ってたわけ。そしたらトロリーが着たんですよ。でもなんかおかしいんですよ。話を聞くと、どうやらJTBとかHISとかのプライベートトロリーらしく、そこの会員じゃないと乗れないとか言うんすよ。ふざけるなと。なんて日本人はアマチャンなんすか。他にそんなトロリーを走らせてる国はないのに…。そんな苛立ちも長旅の疲れから来る睡魔と暑さで朦朧としている体で表現することも出来ず、ただひたすら一般のトロリーを待つこと…1時間。その間日本人観光客向けのトロリーが何回も来て、楽しそうな乗客の顔が見え隠れするわけです。もう我慢ならなくなって、結局バス停まで歩いてバスで帰る。最初からそうしておきゃよかったのに…。
ワイキキに戻ってからあまりの眠たさに1時間ほど睡眠。機内じゃちゃんと寝れてなんだよね、たぶん…。

起きたら夕方で、夕日を撮りに行かなくちゃ!!と慌ててワイキキビーチまで向かう。そしたらさ、夕日が海岸沿いのホテルとかに隠れてて見えないことが発覚。だから夕日を見るクルージングツアーとかあるのか…と妙に納得。夕日が見えるところまで移動する時間もないしあきらめる。夕日は次の機会にとっておくことにしよう。
最後に夕食はデカイ肉を食べてアメリカ気分を味わって終了。次の日は朝10時近くの飛行機に乗り、日本に帰国したわけです。


いやー、最初からわかってたけど、なんて慌しい1日だったんだ…。でも楽しかったなー。夕日が撮れなかったのは残念だけど。それ以上に、あまりに英語をしゃべる機会の少なさにビックリしたけど。カンバンとか、英語と日本語がほとんど併記されてるし、よく考えたら日本で知らない土地に行く時だって、そんなに他の日本人と話すことないもんなー。残念。英語を話したのは…

  1. 税関とのやりとり
  2. バスの運転手との挨拶
  3. 水を買ったときの店員とのやりとり
  4. ダイアモンドヘッドを下る際に「この先が頂上か?」的なことを登りの登山者に聞かれた際の受け応え。
  5. トロリーの運転手とのやり取り
  6. バス停でバスを待っているときに、カップルに「何時?」と聞かれた時…あ、これはしゃべらずに腕時計を差し出しただけだった…。あまりにも唐突だったもんで。
  7. 夕食での定員とのやりとり
  8. スターバックスでのやりとり

以上。少っ。今回のたびであまりにも英語を使わなかったから、空港内のスターバックスでコーヒーでも注文してやると思ってカウンターに立ったら、思いっきり日本語で「何にしますか?」とか聞いてくるし。あぁ、日本語みんなしゃべれるんだね…。なんとなく悔しいからおれは英語で返すという奇妙な図式に。そもそもハワイで英語を使おうって試みが間違いだな。

しかし今回の旅は現地で金使ってねぇなぁ。昼食の軽食とバス3回と水とお土産(お菓子)と夕飯だけ。大量にドル紙幣が余ってしまった…。
でもまぁ貴重な経験ができました。また次回、機会があったら行ってみますわ。今度はハワイかシンガポールか…ね。