アート・オブ・アジャイルディベロップメント その1

読みたかった本の1つである「アート・オブ・アジャイルディベロップメント」を読み始めた。まだ100ページくらい。XPベース。とてもわかりやすく書いてあって、ついつい先を読んでしまう。うちのプロジェクトにも取り入れたり、試してみたり、見直してみたりしたい事項がチラホラ出てくる。理想論だけに終始せず、現実解を出しているようなところに好感が持てる(まだ最後まで読んでないからなんとも言えないけど)。よく考えると、アジャイルをやってるとは言っていてもまともにすべてのプラクティスを取り入れようとしたことはないなぁと。いいきっかけになればね。
ところで、こういった本とかは大抵日本人以外の方が書いている。まぁそりゃアジャイルっていったら欧米から出たプロセスなんだから当然といえば当然なんだけど。こういう本の内容を何も考えずにそのまま日本の文化に当てはめて考えるのはちょっと危険だと思う。各国々の文化や国民性ってあらゆることにとても関係していると思っていて、特にアジャイルは人と人との関係に強くフォーカスしているわけで、より一層その国の文化を考慮しないといけないんじゃないかなぁと。このグローバル化の時代に…と言われるかもしれないけど、ローカライズして物事を考えることもとても重要だと思うわけで。「開発プロセスと国民性」とかを論文のテーマにしたらとても面白いと勝手に思ったりする。
とはいえちょっと不思議なのは、アジャイルってとても日本的だと思うんだよね。周りの人と協力したり、その都度の外的要因に柔軟に対応したり…さ。これが日本に普及しない理由ってんだろうなぁ。色々と思いつくところはあるけどねぇ。

アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング (THEORY/IN/PRACTICE)

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