ハッカーと画家

去年買ったけど読んでない本をとりあえず読み終えよう…ということで、まずは「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」を読んだ。色んな本を読んでいると、結構この本が引用されているんで。作者は言語開発者ってこともあり、タイトルどおりコアな内容。オタクはなんでモテないのかとか、ハッカーは画家に似ているとか、富を作るのと金を儲けるのは意味が違うとか、格差社会がある国は正常だとか。Lispが大好きらしくてLispの魅力についても結構な量書かれてて、大学時代の研究室がLispだった私にとってはなんとも懐かしくもあり、ちゃんと大学時代にLispを学んでおけばよかった…と思ったりした(研究室に入った当時の自分はまともに使えるプログラミング言語がなく…というかパソコンもほとんど触ったことないしブラインドタッチもできないし…状態だったのでいきなりのLispは正直意味不明だった…)。
なんか思いっきり作者の偏見が入ってるんじゃないの?と思われる内容も多かったけど、納得できる部分も多くて楽しめました。1章とか3章とか4章を読んでるときはあまり面白くなくてもう続きを読むのはやめようかな…と考えたけど、後半は楽しめる。ベンチャーと大企業の違いとかも書かれていて、これからベンチャーを立ち上げるぞ!!と考えてる人は読んでおいたほうが良いかも。
ということで、総じて面白い読み物でした。
ちなみに著者は相当のJava嫌いだと思われる。逆にLispPythonなんかをお気に入りのような感じ。そして動的な型付け言語が好きらしい。今年も何か言語をひとつ…と考えている身としては、やっぱRubyにするかなぁと改めて思ったりした(別にハッカーを目指しているわけじゃないけど…)。Javaを批判されても他の言語が具体的にどういいかがわからないからなんとも言いようが無いし。それに関してはまた別の機会に考察しよう。以下、面白いと思った章。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち