フルサイズの時代

買っちゃいました。EOS 5D mark II。前にちょっと書きましたけど、フルサイズの一眼レフのカメラです。フルサイズが一体何ナノかの説明は前の日記をご参照いただくとして。
Q.なんで買ったんですか？EOS 50D持ってるじゃないですか。
A. なんだかんだいってもフルサイズへの憧れが捨てきれなかったということです。正確に言うともう50Dは持ってませんし。
Q.…ということは？
A.50Dは売却しました。
Q.EF-S関連のレンズはどうしたんでしょう？
A.全部売りました。その資金（50D+レンズ4本）で5D mark IIを購入したわけです。じゃないと高くて買えません。
Q.でもそんなに高額に買い取ってもらえないでしょ？
A.かなり高く（うん十うん万円）で買い取っていただいたので、購入金額はほとんどかかりませんでした。箱とかも全部取っておくタチなので。こういう光学製品は買い取りも高額なんですね。なんちて。
Q.それは奥さんへの言い訳ではないんですか？
A.…。
Q.…では、今のタイミングで買う必要ってあったんでしょうか？
A.売却価格が下がるのがイヤだったのもありますし、個人的な今後の事情も関連してます。
Q.では、EF-Sでカバーしていた焦点距離はどうするんでしょうか？
A.EF24mm-105mm F4.0Lでほとんどカバーできます。EF35mm F1.4L, EF50mm F2.8、EF85mm F1.8、EF70-200mmはフルサイズでも使えますし。広角が足りませんが、またいつかEF17-40か16-35あたりが手に入ったらいいなぁ…なんて。当分先です。
Q.EF24mm-105mmはF4.0ですよね？EF17mm-55mmはF2.8でした。明るさが不足するってことはないんでしょうか？
A.EF35mm F1.4Lを購入以来、EF17mm-55mmの明るさにあまり頼ることがなくなったんです。ですので、便利さを求める標準ズームはF4.0でも大丈夫かと。シャッタースピードは5Dの高感度でカバーできると思います。また、フルサイズはボケの量が大きいのでボケに関しては心配していません。実はEF24-105mmの変わりに24-70mm F2.8を買おうかなとかも思いましたけど、あまりにもでかくて重すぎなんで、これはないだろうと。しかも設計も古いので新しくなってから考えようかと。
Q.そうですか…。前の日記ですと、たとえフルサイズを買っても50Dは手放さない…とおっしゃってましたが。
A.5Dを手に入れたら50Dを使わなくなるという確信があったからです。大きさもほとんど変わらず重さも多少重い程度。このくらいなら5Dを持ち歩きます。
Q.50Dはそれはそれで便利だと思うんですけどねぇ。
A.確かにそうですが、私の場合は撮影対象がほとんど静物ばかりで動体は撮りません。ですので、高速の連射とか焦点距離の優位性は必要なかったわけです。また、細かいことを言うとフラッシュもほとんど使わないので。
Q.純粋な画質面からしても50Dで十分だったのでは？
A.昔はそう思ってたんですけど、だんだん目が肥えるようになって違いを感じるようになってしまいました。後は単純にフルサイズへのあこがれもありますけど。まぁ気持ちの問題が一番大きいのかもしれないですけどね。いつかフルサイズを手に入れようとは考えていたので、レンズの構成を変えるならば早いうちがいいかと思ったんです。
Q.なんかいままでの投資がもったいないですね。
A.それは結果論でしょう。そもそもここまで写真を好きになるかどうかもわからなかったわけですし。大抵の人は途中で写真を辞めていくものです。自分の場合はもう何年も前から撮り続けてきちんとした趣味になったし、それまでの経験を踏まえてフルサイズにしたいと思った。最初からフルサイズは必要なかったと思います。その違いもわからなかったでしょうしね。
Q.実際撮ってみた感想はどうですか？
A.画質はもちろんですが、ファインダーの広さに感動しました。店頭で触ってもなんとも思わなかったんですけど、外の景色を覗いたらとても広く感じて。
Q.5D mark IIの特徴である動画は使いますか？
A.機会があれば。かなり注目されているみたいですしね。
Q.じゃあせいぜい楽しんでください。
A.はい。所詮は自己満足ですもんね。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ